朝一金とニンフェンブルク城に行った。ホテルの前からトラムが走っていてそれでいた。やはりチケットのチェックなんかなかった。
トラムから降りたところにはケバブ屋さんの肉のいい匂いがした。
わりといい天気で湖も建物もよく見えた。アジアではなかなかない景色だった。
ミュンヘンには山が少なくて広い大地が一気に目に入り込んだ。
動物好きなので、美しい景色よりも白鳥を何の障害物もなく凄い近距離見れて幸せだった。鳥たちも慣れているのか全然怖がらなかった。というか人間に興味がないようだった。
俺には十分美しかったが、金に「絶対夏に来るべきだった。よっぽど美しいよ。花が咲いていて、天気も良くて」とめっちゃ言われた。このセリフ最初の一週間一緒にいる間ずーっと言われて2週間目はなるべく一人で旅行した。
「だって仕事辞めている今じゃないとヨーロッパなかなか時間取れないんだもん。」
お昼はミュンヘン大学の前に行ってバーガーを食べた。ドイツのいい所はどこ行ってもバーガーがめっちゃくちゃ上手いって事。後、大体の店にバーガーがある。バーガー屋さんて書いてなくてもバーガーがある。
そしてドイツではポテトフライをケチャップじゃなくてマヨネーズに付けて食べる人の方が多いらしい。金にそう聞いて人生初めてポテトをマヨに付けて食べてみたら、そのままハマっちゃってドイツにいる間ずーっとその食べ方を貫徹した。でもなんか日本のマヨより軽くてあっさりした味がした気がする。気のせいかな。
後因みにハンバーガーという名前の由来もドイツのハンブルク地方からだということ。
まじで初めて知った。ハンバーガーのパティがハンブルクで作られ、ドイツの移民者たちからアメリカ大陸に広がってハンブルク ステーキになって、それをパンの間に挟んで今のハンバーガーになったという自分だけ面白いと思う話。
ミュンヘン大学。但し工学部は別のところにある。つまり文系、芸術、医学大学だ。金は工学専攻だったので、こっちではなかった。後で別の記事で書く予定だけど、ミュンヘン大学は2次大戦の時ドイツが起こした戦争に反対する運動が起きたところで、ミュンヘン大学はそれを誇りに思って記念館や展示物で彼らを称えている。
俺らは地下のカフェでコーヒーを飲んで周辺教会に行った。
ドイツの教会は外部は格好いいなぐらいの感想だったけど、中に入ったら圧倒感を感じた。その中でも凄い静かで落ち着く、何故か少し冷たい空気があった。あまり祈っている人の邪魔をしたくなかったので、こっそりと写真だけ撮って速やかに撤収した。
その後、金の家に行って金が作ってくれた親子丼を食べた。ドイツの冬は日が短くて17時ぐらいでも結構暗かった。金の家はミュンヘンの中心から約1時間ぐらい離れた静かな町だった。