MiyaMono’s blog

日記好き

日本語は本当に世界一難しい言語?

はじめに

日本語を本格勉強してから5年。日常会話とお仕事が出来るようになってからはの必要性をあまり感じなくて日本語勉強なんか普通にやめていた。最近また日本語勉強を始めたので今までの中で言いたかった日本語に関する韓国人の目線から見た日本語を話す。

 

日本語の難易度

テレビ番組やユーチューブでは西洋の目線から見る日本語の難しさに関して発信している。日本語は世界3代難しい言語だとかのタイトルでクリックを誘導しているが、それは本当でしょうか。筆者の答えは「母国語によって違う」だ。漢字や東洋の文化に慣れてない西洋の人からすると日本語はかなり難しい言語のはずだ。しかし韓国で日本語は一番入門しやすい言語で分類される。その分韓国に日本語ができる人はすごく多くて普通に周りの知り合いを見ても何人か思い出せる程だ。大阪の日本語学校に通っていた時、一番上級クラスの半分は韓国人、半分は中国人だった(一人台湾の人もいた)。なぜ韓国人に日本語は勉強しやすい言葉なのか。

漢字文化圏

中国人が日本語の読み書きにうまいのは漢字がまず読めるからだ。少し違いますが、大体形で意味も分かるし慣れたら書くのもそんなに難しくない。中国語の文字を少し変形するだけだ。ならば韓国は?職場で合った日本の方々は韓国はハングルだけで漢字を使ってないと思っていた。しかし韓国語辞書の53%、実際使用される言葉の35%は漢字語ベースで漢字を理解していると意味を推測出来る韓国語が多い。筆者も小学校の頃、漢字の授業があって苦労した記憶がある。

 

 

      1970年代の韓国新聞

韓国政府からの漢字をハングルに全て表記するような強力な政策によって、1970年代まで併用されていた漢字とハングルは徐々に全部てがハングル表記に代わってきた。なので、筆者の両親も普通に漢字を読める。(僕は弱いですが。。。ㅠㅠ)なので、漢字に慣れている所が韓国人にとって日本語の勉強を始める時に強い武器になる。

 

さらに日本語と韓国語の漢字語の発音は似ているケースが多くて、

 

ー意味も発音も一緒

運動(うんどう) ー 운동(うんどん)

家族(かぞく) ー 가족(かぞ)

市民(しみん) ー 시민(しみん)

無視(むし) ー 무시(むし)

鞄(かばん)ー 가방(かばん)

 

 

沢山あるのでこのぐらいにしとこう。

 

文法的に有利

韓国語は日本語みたいにS+O+V(主語+目的語+動詞)で文章の基本構造はもちろん助詞や副詞の位置もほぼ一緒だ。頭の中で思い出した言葉をそのまま単語だけ変えて並べても通じるぐらい。
 
// 밥// 먹습니다. 私ー나 はー는 ご飯ー밥 をー을 食べます。ー먹습니다.
//ご飯//食べます

 

어제// 하루종일/ 열심히/ 운동// 했습니다.

昨日//終日/頑張って/運動//しました。

 

ほとんどが一対一で対応する。(大体の話で細かい所では違う所ももちろんある)

 

文化的な有利

言語は文化を反映する。文化は知らず言葉だけ知ってても脈絡を把握するのは難しいだろう。韓国は日本の隣国で文化的にお互い影響を与えている。例えば番組とかでこれは世界で日本語にしかないですよと紹介している 

 

食事の際

「いただきます」ー「잘 먹겠습니다」、「ご馳走さまでした」ー「잘 먹었습니다.」 

 

職場で

「よろしくお願いします」ー「잘 부탁드립니다」

「お疲れ様です」ー「수고하십니다.」

 

或いは

「切ない」ー「애절하다」

「初心」ー「초심」

「もったいない」ー「아깝다」

 

等々の表現が韓国語には普通に存在していて使い方も一緒だ。文化的に理解できない所が少ない分言語への接近性も高いわけ。

終わりに

塾で韓国語を教えていた時、トップの人はドイツ人で8か国語を喋れる人だった。その人とどこの言葉が一番難しかったか聞いたことがある。返答は

「どの言語でも難しい所と簡単な所がある」

だった。

上記した有利な条件の中でも筆者に日本語はまだ難しい言葉であって

一緒勉強してもネイティブレベルにはたどり着けないとおぼろげに覚えている。

 

いつか日本語の難しさに関しても投稿したいと思っている。

 

長い文章お読みいただきありがとうございます。